セールスマンの死...じゃなくて死んで欲しい営業マン&会社
よく飛び込みでうちの会社にもセールスマンが来る。
大変な仕事だなと思うし、個人的には悪意は持たない。
まあ宇宙の反対側で活動してくれればもっといいのになあとは思う。特にデバッグ中。
しかし一人だけ許せん奴がいる。
かなり古い話で、まだバブルが名残のお終いくらいは残っていたころだろう。少なくともそいつの会社でそうだったらしい。そうじゃなきゃあんなのは説明がつかん。
その時にやって来たのは営業マンである。いや営業マン以前の存在であった。社員研修中の身の上らしい。
どういう事かというと、そいつの会社では飛び込みで無関係の会社に行って、自分の身の上話を聞いてもらうというのが、社員研修で課された課題なのだそうな。つまりよそ様の会社のリソースで自分とこの新入社員を鍛えてもらおういうわけだな。
馬鹿じゃないか。厚顔無恥にもほどがある。
あのころはまだ若かったから穏便にお引き取りを願った。もう少し年を食ったあたりなら断固としてお引き取りを願っただろうし、今なら請求書を書くだろうな。
某社、名前は忘れたが不動産関係の会社が他社とか他人とかをどう見ているかという好例であるな。
漆芸―日本が捨てた宝物 (光文社新書)に、著者の人は海外生活が長くて、なぜ長いかという理由はよくある話でこの本を読むとわかるのだが、まあとにかくこの人が海外から帰ってきて北海道に工房を開くのだけど、セールスマンがアポもなしでやってくるので呆れかえったというエピソードが載っている。足繁く通うと普通は根負けして何か買ってくれるのだそうな。他人の時間を浪費するようなセールスマンはこうやって作られるのだろう。
- 追記
- この本についてはhttp://d.hatena.ne.jp/moleskin/20040206#p9にも少し書いている。