菅原文太ゲドは何歳か?


王子・アレン役に、岡田准一さん。

大賢人・ゲド役に、菅原文太さん。

僕は岡田准一はどうでもいいです。
菅原文太も半分はどうでもいいです。
気になるのは年齢、菅原文太72歳。
原作のゲドは中年ないしは壮年として描かれていますが、映画のゲドは何歳にするつもりなのかが気になるのです。
もっとはっきり言ってしまうと以下の三人の誰に一番近い歳に設定するつもりなのかということですね。

僕はゲドは鈴木敏夫氏に近い年齢に設定されるんじゃないかと睨んでいます。
根拠は鈴木敏夫氏のインタビューです。これを読むと鈴木敏夫プロデューサーは自分がゲド役の映画を作るつもりじゃないかと思えてくるんですよ。つまりゲドの仮面を被って世の中に説教かます映画をつくりたいんじゃないかと。

日本人全体が陥っているかも知れないことですが、当事者意識の欠如ということです。この前の選挙で、郵政民営化を賛成か反対かを一人一人の国民に問いましたが、果たしてそんな必要があったのか。それは、会社がつぶれそうかという時に、社員に「どうしましょうか」と聞くことでしょう。同じように、憲法改正増税についても賛成が増えている状況も疑問です。僕はそれを見て、皆、庶民でなくなってきているなと感じます。

菅原文太のコメントも明らかにそっち方向を向いています。

菅原も「この作品は風の又三郎のように大風を巻き起こし、日本列島に積もった金と欲望の塵と埃を吹き払ってくれるに違いない」と期待を寄せている。

そこでゲドの年齢が問題になってくるわけです。72歳の菅原文太では宮崎吾朗監督と同年代かやや上、四十代くらいのゲドを演じるのは無理でしょう。かといって七十代のゲドというのも考えがたいです。するとゲドは五十代か六十代ということになります。
さてゲドは五十代になるのか。それとも六十代になるのか。
ゲドの仮面の下に隠れているのは宮崎駿なのか。それとも鈴木敏夫なのか。
そこがとても気になるのです。

追記
ゲドとアレンの絵

http://www.toho.co.jp/movienews/0602/04gedo_news.html

これを見る限りでは40代?でも声だけ年寄りになりそうな予感が。