ある空気の一例

ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム - 空気を読む
http://www.1101.com/darling_column/2006-01-23.html

この手のネタは中島義道氏が「うるさい日本の私 (新潮文庫)」でほぼ撃破しつくしているのだが、一応。

  1. 電車に乗ってきたおじいさん
  2. 自分は元気なので座る必要はないと思っている
  3. 電車の座席はいっぱいだった
  4. おじいさんは電車内でのポジショニングに迷う
  5. 座っている人の前に立つと自分に席を譲らせろいうメッセージになってしまうかもしれない。
  6. 席を譲るという申し出を断るのも心苦しい
  7. この場合、ドア付近に立つべしというのが中島義道氏の主張
  8. だからおじいさんはドア付近に立つ
  9. それでも親切なおばさんがしゃしゃり出てくる
  10. おばさん、おじいさんに声をかけて手招き、その辺の若者をどかせて、おじいさんを座らせる
  11. おじいさん。おばさんと若者に何回も礼を言う
  12. でも心中は複雑である。自分は他人の親切を素直に受けられない人間なのかと迷う

うるさい日本の私 (新潮文庫)

うるさい日本の私 (新潮文庫)