ある空気の一例
- ほぼ日刊イトイ新聞-ダーリンコラム - 空気を読む
- http://www.1101.com/darling_column/2006-01-23.html
この手のネタは中島義道氏が「うるさい日本の私 (新潮文庫)」でほぼ撃破しつくしているのだが、一応。
- 電車に乗ってきたおじいさん
- 自分は元気なので座る必要はないと思っている
- 電車の座席はいっぱいだった
- おじいさんは電車内でのポジショニングに迷う
- 座っている人の前に立つと自分に席を譲らせろいうメッセージになってしまうかもしれない。
- 席を譲るという申し出を断るのも心苦しい
- この場合、ドア付近に立つべしというのが中島義道氏の主張
- だからおじいさんはドア付近に立つ
- それでも親切なおばさんがしゃしゃり出てくる
- おばさん、おじいさんに声をかけて手招き、その辺の若者をどかせて、おじいさんを座らせる
- おじいさん。おばさんと若者に何回も礼を言う
- でも心中は複雑である。自分は他人の親切を素直に受けられない人間なのかと迷う
- 作者: 中島義道
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1999/11
- メディア: 文庫
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