Wiki*1じゃなくてyomoyomoさんのWiki病反応リンク集のところを読んでチト思い出した。

Zen of Palm
http://www.palmos.com/dev/support/docs/zenofpalm/ZenFront.html
www.PALMFAN.com~PalmSource東京サミット×ZEN OF PALM特集
http://www.palmfan.com/spcl/p_source05.shtml

ちなみにPalm繋がりで言うと、Palmの創設者の一人、Jeff Hawkins氏がPCフォーラムでプレゼンを行ったのだが、プレゼンのやり方がちょっと興味深い。

Palmの生みの親、人工知能分野の新会社設立へ--PCフォーラムで発表
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20081476,00.htm

同氏は、一例を示すために手を叩いて見せ、聴衆全員が両手が触れることを予測しただろうと述べた。「手がジャガイモに変わるとは、だれも予想しなかっただろう」(同氏)。そして、聴衆が手を叩くと普通に音がしたが、同氏は「豚の鳴き声はしなかった。もししていたら、びっくりしていただろう」と述べた。

この場面に禅の影響を見るのは僕だけだろうか(笑)。
上のZen of Palmも元はPalmの設計思想を伝えるためのプレゼンだったわけで、あちらさんの一部の人間にとっては禅とか東洋思想というのは、プレゼンのためのアイテムというかノウハウというかツールというかハッタリというか、そういうものに過ぎないんじゃなかろうか。
コンピュータの世界ではよくエバンジェリスト(伝道師)とかいうわけだし、それ以前に宗教の伝道や布教のやり方というのは人類最古のプレゼンのハウツーなわけで、西洋の皆様が禅の公案のやり方をプレゼンの手法として取り入れるというのは自然な流れだろう。
問題はプレゼンする側があくまでスキームとして採用した東洋思想なテイストを、プレゼンを受ける側がなぜあまりにも真面目に受け取ってしまうのかということなのだが、西洋の皆様には免疫がないといいたいところだが、逆輸入された東洋思想には日本人もあっさりはまってしまうからなあ。
謎だ。

*1:誤変換だがよさげな言葉なので残しておく。意味は後で付くだろう