川西市より凄いテキサス州

包丁購入に書類義務付け、兵庫・川西市条例案
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050221it17.htm

matome.jpなんかで調べて見ても、「んな阿呆な」というところが多い。しかしこんなので驚いてはいけない。世界にはもっと凄いところがある。その凄さはノーベル賞クラスだ。

イグ・ノーベル賞 大真面目で奇妙キテレツな研究に拍手!

イグ・ノーベル賞 大真面目で奇妙キテレツな研究に拍手!

1994年度のイグ・ノーベル化学賞テキサス州の州議員ボブ・グラスゴー氏に授与された。
理由は、テキサス州におけるビーカー、フラスコ、試験管などの化学研究機材の購入に許可制を導入した功績による。

CHEMISTRY
Texas State Senator Bob Glasgow, wise writer of logical
legislation, for sponsoring the 1989 drug control law which make
it illegal to purchase beakers, flasks, test tubes, or other
laboratory glassware without a permit.

このためテキサス州では試験管一本買うのにも、州当局に申請書を出さねばならなくなったのだ。違反者には罰則が科せられる。
"drug control law"というところからわかるように、薬物合成を取り締まるための措置である。一見何の害もなさそうに見える試験管だって取り締まりの対象になるだから、見るからに危ない包丁なんぞは取り締まられてしかるべきであろう。

イグ・ノーベル賞の本には、Texas Department of Public Safety(TDPS)のWeb Siteから購入申請書が入手可能だと書いてある。しかしTDPSのOnline Formのページ(http://www.txdps.state.tx.us/forms/)にはそんな申請書は見つからないのである。なんでも15頁くらいある代物らしいのだが。
うーむ、法律が改正されてしまったのかなあ。
まあとにかく川西市の市当局及び市民の皆様にはテキサス州の事例から学べる事が多いのではないかと思う。
ちなみにテキサス州では銃の所持は許可されているらしい。PDF形式の申請書がTDPSのページに載っていた。