いろいろ聞かれる私

ここでもよくネタにしたことがあるのだが、外を歩いているとよく道を聞かれる。
なんで道を聞かれるのかはわからない。中身はともかく見た目は善良そうにみえるので、とりあえず声をかけやすいのだろうか。
しかも聞かれるのは道だけはないのだ。
この前は地下鉄の青山一丁目駅で小学生に後楽園への行き方を聞かれた。後楽園へに行くにはどの駅でどの地下鉄に乗り換えればよいのかわからなくなったらしい。確かに東京の地下鉄網は複雑すぎて、通勤通学でいつも地下鉄に乗っている人でも、初めてのところに行くとなると、色とりどりの毛糸がこんがらかったような地下鉄路線図を前にかなり悩む事になる。
変わり種だと絵を描く場所を聞かれた事がある。
四ッ谷駅で、水彩画入門の本を持ったおじいさんに、このページに載っている四谷見附橋の絵と同じ構図で描きたいのだが、駅周辺のどの場所から描けばいいのかと聞かれたのだ。これは僕にもちょっとわからなかった。悔しいので後で調べてみたら、この絵には意外な真相が隠されていたことがわかった。
そして今日聞かれた事は少しショックだった。
某書店に併設されているDVD売り場を通り抜けようとしたところ、「すみません」と呼び止められた。
声の主はなんと女子高生だった。
女子高生が僕に何の用事だろうと、ちょっとドキドキしながら待っていると、女子高生はDVDがずらりと並んでいる棚を指さしてこう言った。
「ディズニーのアニメって、ここに並んでいるのだけですか?」


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僕は「そんなことは店員に聞きやがれ、ゴルゥ」という意味の事をとても婉曲な表現で答えた。


なぜあの女子高生が、僕にアニメの品揃えのことを聞いたのかはとても謎である。

  1. 僕を店員と間違えた
  2. 僕がアニオタで、行きつけの店のDVDの品揃えを暗記しているタイプだと思った。

常識的に考えれば答えは絶対その1なのだろうが、その2の可能性もなぜか否定しきれない。