Sunstein先生はよいことをおっしゃる


これは集団分極化の現実の証拠だとわれわれは考えている。集団分極化(group polarization)とは、似たような考えを持つ人々同士の議論から得られる結果は、それぞれが話し合い以前に持っていた意見よりも先鋭的になることが多いという現象だ。(たとえば米国に不信を抱くフランス人同士が話し合うと、ますます米国を信じがたく思うようになる)。集団分極化はある種の情報集約、あるいは意見集約を反映しているが、しばしば望ましくない結果をもたらす。

成員の大半が偏見を持っていたり誤っていると思われるときは、集団平均の知に頼ることはできないと強調している。

政府のなんちゃら会議が妙な方向に行くのはこれが原因だったのですね。
納得。



議事録では配偶者控除の存廃をめぐり、ある委員が「働く女の人は(人生に)前向きで、子供を産みたい。働かないで家でごろごろしている主婦が子供を産まないんです」としたうえで、「いまパラサイト・ワイフというのができてきた。つまり、生命力のない人たちがたくさん生じていて、お金を持ってぶらぶらしているんですよ」と発言した。

別の委員も「働いている女性の方がちゃんとご飯を作るというデータもあるんです。専業主婦で時間がいっぱいある人こそ、コンビニで買ってきて発泡スチロールで食べさせちゃうというのが多いんです」と追随した。

教育改革国民会議 一人一人が取り組む人間性教育の具体策
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/dai4/1-4siryou1.html