リアルロンドンをゲーム盤にして遊ぶゲーム

このゲームは、新作の『モノポリー・ヒア・アンド・ナウ・リミテッド・エディション』のプロモーション用に作られた。『ヒア・アンド・ナウ』では、ゲーム盤の各区画が現在のロンドンの地区や建物に対応している。ところが、GPS技術を使うという奇抜なアイディアと賞金への期待のおかげで、ウェブ上で展開される販促キャンペーンが、製品である紙製のボードゲームに勝るとも劣らない人気を呼んでいるのだ。

イギリス在住のウェブサイト開発者でゲーム愛好家のマシュー・ナイト氏は、『モノポリー・ライブ』が始まった先月からゲームに参加していて、市内での実際のタクシーの走行パターンに関する自分の知識が、他のプレイヤーに対する強味になればと期待している。たとえば、ナイト氏は、6月20日から7月3日の期間で開催される世界最大のテニス・トーナメントに合わせて、ウィンブルドンとその周辺の土地に大金を投資した。

 「ロンドンのタクシーをGPS装置で結びつけ、巨大な双方向ボードゲームの駒として使うというアイディアを思いついた人がいたわけだ。超オタクだね」とナイト氏は語る。

実際のロンドンを走るタクシーを駒に見立ててモノポリーを遊ぶのだそうな。
しかしどうせロンドンを舞台にしてゲームをするなら別のゲームがいいなあ。ボードゲームの名作、スコットランドヤード

プレーヤーの一人が「ミスターX」となり、ゲームボード上のロンドンの街を逃げます。残りのプレーヤーは、それを追う捜査官です。捜査官は互いに連絡を取り、相談しながら見えない敵、ミスターXを追います。

このゲームをネットでやるとなると実際のロンドンにゲームプレイヤーの駒となって動く人間を配置することになるんだろう。人間チェスならぬ人間スコットランドヤードか。