宣戦布告

ブログの世界で「アクティブ」と目されている方たちから不満の狼煙が上がっているようだ。「新たに生まれたブログの世界は素晴らしい」と新参者が賛美しないのが、お気に召さないと見える。ブログは現状でマスメディアのレベルを凌駕しているという幻想に酔いしれている方たちは、素直に見直して欲しい。今年にはいってからだけで結構だから、私がブログ時評シリーズで書いたものを読まれると、ブログの知のレベルが自ずと見えるはずだ。意図的に選んだテーマではなく、どんどん起きる時事問題から自然な成り行きで毎回、多数のブログを収集して読み、書いたものだ。私はこのレベルで満足してもらっては困ると思っているから、ブログ時評シリーズで指摘している。

日本のBlogosphereに対して彼の国から弾道ミサイルが発射されました。

参考
上も含め強調はmoleskinによる

現在の日本のブロガーはまだ「準備された市民」ではないと思う。(ただし、インターネットでの知的蓄積は韓国と違ってウェブ中心に存在し、その厚さのほどは私の連載が証明している。しかし、ネットジャーナリズムとして現実に働きかける力は弱い)

結局団藤氏は尊敬してほしいのだろうな。よく団藤氏に対しては新聞記者だから人を見下すのだと指摘されるがそれは違うと思う。団藤氏は記者うん年。ネットでの情報発信も1997年以来うん年とやってきたわけで、ご当人はこれだけの実績を持った私がBlogの世界に降臨したのだから、三顧の礼じゃないや、歓呼の声で迎えられてしかるべきだと思っていたのだろう。ところが登場していきなり集中砲火をくらったわけで。上では「新参者が賛美しないのが、お気に召さないと見える」と書いているが、心境は逆で「既存のBlogger=新参者が、ネット古参者の私を賛美しないのが、お気に召さない」のだろう。

全国紙の記者をしながら、ネットの世界に最初に関わったのが1988年。記者コラム「インターネットで読み解く!」を始めてからでも7年余りになります。この間、第100回「ネット・ジャーナリズム確立の時」でメールマガジンを語り、第128回「ニュースサイトが生む津波アクセス」で個人ニュースサイトを位置づけてきた経過があります。関心を持たれたら、お読み下さい。

「他のBloggerと同じ立ち位置に立つべきだ」という指摘もあるけど、これだけの実績もあり、東大の教授なんかからも認められている私はいまさら他のBloggerと同じレベルからやれるかと思っているのだろう。拳王は馬から下りないってやつですね。

対策

  • 馬から下ろす。でも切込ケンシロウですら馬から降ろせなかった人をどうやって?
  • 拳王として認める。Blog界の大久保彦左衛門みたいな立場として遇してあげればいい方向に行くのではないかと思う。しかしなんでそんなことをしなきゃいけないのだろうか。

うーむ。