ネットで書く文章は誰に向けているのか?

http://artifact-jp.com/mt/archives/200312/netpublictext.html
少なくとも僕自身について言えば,可能な限り万人に理解できる文章を書こうとしてます.まあ万人といっても限度があります.サッカーを知らない人にも理解してもらえるように努力してサッカーネタは書きません,他のネタも,ネタを読む読者が,その方面については僕と同等のバックグラウンドを持っているという前提で書きます.である以上,blogやWeb日記方面の話題に言及した場合,その方面の人に誤解を受けるようであれば,素直に筆力不足を認めるしかないでしょう.
理由は,僕の場合Web上に文書を上げる場合は,舞台に上がったものと覚悟するからで,舞台に上がった以上は,端役だろうが下手だろうが何だろうが,最善の演技をやりとおすしか他にはありません. 大げさな言い方をすると,一応表現者を気取っているので,表現するという目的を持って文章を書く立場としては,表現に対する反応の内容を問うのならともかく,舞台の上で俺様が手を振ったくらいできゃーきゃー騒ぐなというのは,たださんの気持ちもわかるけど,やはり「はあ?」としか言いようがないです.舞台の上で手を触れば,都合がよかろうが悪かろうが反応は起きるわけで.
別にオーディエンスを絞った文章を書くことは否定しませんが,そういう文章を書く場合は,同時に誰がオーディエンスであるかを文中に明確に示す必要があるでしょう.そういう手続きをはしょって変な反応が来たと騒ぐのは,やはり書き手に問題があると思います.
もちろんこの日記にも個人的な愚痴とか,人様に理解してもらう必要がない文章はやまほどありますが,そういう文章には可能な限り「これはあなたが理解する必要はないのです」というオーラを漂わせることにしてます.


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