続・ソフトウェア業界と建設業界は似ていた
昨日、「ソフトウェア業界と建設業界は似ていた」というエントリを書いたばかりなのに、Tech総研様がとってもタイムリーで美味しいネタを提供してくれました。
- 悪魔に心を売っても納期を守る!帳尻あわせの裏技術/Tech総研
- http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03500.jsp?p=lwj034
納期に間に合わない時に発動する究極奥義の数々があたたたたたと炸裂しているのですが、昨日、耐震強度偽装問題をネタにして書いた人間としては、やはりこんな裏技術に目がいってしまいます。
主要部分の強度計算はするものの、そのほかの部分は似たような前の実績のものをひたすらコピペ。製作段階では職人さんに飯食わして深夜残業。
見た目の挙動さえ合っていればいいだろうと、正当な計算ではない処理で形成した。
運用系の試験で日数のかかるもの、例えば30日以上回さなければならないところを20日でOKにしてしまう。
やはりソフトウェア業界と建設業界は以下略。
ついでに言うと、なぜこんな偽装工作に走るのかというとやはり無茶な納期の圧力がかかるからでして、このあたりも以下略ということですね。
同省の説明によると、姉歯建築士は数年前、3社のうちの1社からの依頼で、構造計算書を作成したところ、「鉄筋量を減らせ」と指示され、計算書を作り直した。しかし、再度「もっと減らせ」と迫られ、「これ以上減らすと安全性に問題が生じる」と反論したが、「それなら、ほかの設計事務所に代える」と言われた。