機械的なやりとりを解消するための一提案

「袋はご一緒でよ…」
「はい」
「…ろしいでしょうか」

またやってしまった。
これをやると自分でも嫌な気分になる。
結局店員との応対がたんなる符丁になってしまっている。
半分は職業病じゃないかという気がする。ITなものを相手にしていると、機械的な反応を先取りして対処するという習慣が身に付きすぎるんじゃないかと思う。


とはいえ今更田舎とか、おばあちゃん御用達の商店街みたいに人間的なやりとりなんてのやるわけにもいくまい。
となると店員とのやりとりに少しスパイスを持ち込むしかあるまい。

「袋はご一緒でよ…」
「はい」
「…ろしくない時は"はい"、よろしい時は"いいえ"とお答え下さい。"はい"ですね。では袋は別々にいたします」
「しまった。ひっかけかよ。」