世襲制
徳島県西祖谷山村が9月に実施した職員採用1次試験で、合格者5人全員が同村の幹部職員の子供だったことが17日、分かった。幹部職員5人は本年度末で依願退職する予定。中岡幸敬村長は「早期退職の代わりに、子供を職員として採用することになっていた」と“世襲”を認めており、「行政の私物化だ」と批判の声が上がっている。
田舎はそれでいいんじゃないかとか呟いてみる。
ちなみに西祖谷山村とはこんなところである。
- 総人口 1,911 人
- 総土地面積 10,606 ha
- 可住地面積 829 ha(ほとんど林野)
- 年少人口比 9.1%
- 老齢人口比 38.3%
典型的な高齢化に悩む過疎の村に見える。首都圏だと年少人口比、老齢人口比はどちらも10%超くらいが普通だ。 林業と農業、それに観光産業くらいしか産業がないらしい。
こういうところでは5人も公務員を辞めるということ自体が大事件だろう。
データによると第3次産業就業者数が488人で公務員はそこに入るから100人に1人が失職することになる。当然村内で穴埋めをしないとまずい。たぶん自宅では農業とかやっているんじゃないかとは思うけど。