節を曲げない事の偉大さについて


アマゾン河の食物誌 (集英社新書)

アマゾン河の食物誌 (集英社新書)

asahi.comの書評欄、元は週刊朝日の書評欄らしい。
評者は青木るえか氏。

ひるがえって、日本食というのはアカンなあと思う。ドイツ捕虜が自家製ソーセージ食ってる時、近所の人はきっと古漬けと麦飯とか食ってたんだろう。それはそういう時代だ、とかいっても今だって「あー疲れた、お茶漬けサラサラしたい」とか言ってしまうというこの食状況。「あー疲れた、生ソーセージ一本行きたい」と思う(と思う)ドイツ人は立派であるし、真の先進国であろう。

やっぱり和食はいかん。和食なら許されるのはウナ丼ぐらいだ。でもブラジルのなんとかいう魚でつくった蒲焼きはウナギの蒲焼きよりうまいと書いてあった。最後の砦でも負けた。がっくり。

バックナンバーに「世界が認めた和食の知恵―マクロビオティック物語 (新潮新書)」があるからこっちには何書いているかと思ったら

マクロビオティックについては、どう見てもまずそうなので実践する気になれない。うちは玄米だが、玄米に輸入牛肉の甘辛煮付けがいちばんうまいメニューだという生活では、ジョージに叱られそうだから、今後は近づかないことに決めました。

偉い。
和食の本の書評だからといって和食を褒めちぎるような無様な真似はしていない。
健康な和食よりウマイもんがええという態度で一貫している。
青木るえか氏は信頼できる評者であるらしい。

追記
ちゃんとキーワード化されている。白洲正子嫌いは大いに共感できるなあ。