鬼子母神

真美容疑者は「小夜子さんとトラブルになっていた。殺害にはかかわっていないが、自分のせいで、子供たちにまで迷惑をかけることになった」と供述。さらに「死刑になってもいい。だから、子供たちは助けてほしい」と訴えているという。

鬼子母神なんてものを連想したのはあたしだけかね。

その昔、鬼子母神はインドで訶梨帝母(カリテイモ)とよばれ、王舎城(オウシャジョウ)の夜叉神の娘で、嫁して多くの子供を産みました。
しかしその性質は暴虐この上なく、近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れ憎まれました。

お釈迦様は、その過ちから帝母を救うことを考えられ、その末の子を隠してしまいました。その時の帝母の嘆き悲しむ様は限りなく、お釈迦様は、
「千人のうちの一子を失うもかくの如し。いわんや人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん」と戒めました。

そこで帝母ははじめて今までの過ちを悟り、お釈迦様に帰依し、その後安産・子育の神となることを誓い、人々に尊崇されるようになったとされています。

あいにく現世では助けてくれるような神様やお釈迦様はいないのであった。
ああいう人達は都合の悪い時には出てこないらしい。