「146」巨大議会に反発 住民団体が署名活動 秋田

つい先日市議の数なら横浜市並み 対馬市91人初議会 旧町に大議場なく公会堂でというネタを書いたばかりですが,上には上がいました.

「146」巨大議会に反発 住民団体が署名活動 秋田
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040311-00000004-khk-toh

ちなみにこういうニュースもあります

南アルプス市議会が自主解散可決 93人のマンモス解消へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040310-00000140-kyodo-pol

追記

法定協によると、大仙市の人口は約9万8000人となる見通しで、地方自治法の規定では議員定数上限は30。在任特例を1年間とした場合、146人分の議員歳費は、30人分と比べて最高で約7億4000万円増となる。
いくらなんでも億単位の出費増は許されないだろう.

追記

内部公開している日記のしかもキャッシュを取り上げるのは心苦しいのですがね

合併をして新自治体に移行するには、
大変なエネルギーが必要です。

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自治体への移行に当たって、
議会を全てリセットし、
過去の経過を踏まえない構成になったら、
不都合は起きないだろうか?

比較的規模の大きな自治体と
小さな自治体の合併の場合、
白紙から選挙を行なったら、
旧小規模地域に関わる議員が選出されないことも
あるかもしれない?

以上は、いずれも杞憂であり
実際には、そんなことは無いかも知れません。
しかし、合併への移行当初は、
全く混乱がなく、
すべてスムースに進むということは
考え難い感じがします。

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この移行期を
少しでも混乱無く乗り越えるために
特例があるのだと思います。

しかも、その特例を
どう使うかは、
地域の特性に応じて、
地域の議論によって選択できます。

もちろんこの議論が、
議員の地位を温存したいというものなら
論外です。

しかし、単に数が多いことだけで
批判されるべきものではないはずです。

これらの見極めが必要です。

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数が多いからコストがかかる、
非効率だといって
人口の多い地域の皆さんが議員定数を減らせと訴えること、
それによって沢山の署名が集まること。
民主主義だから、その結果を尊重すべきと言うこと。

これは間違ってはいませんが、
このことが必ず正しいかと言うと、
それは違います。

人口の少ない地域への過渡的配慮、
合併後のスムースな体制確立、
特例制度の持つ意味を
充分に考えて、議論すべきです。

対馬市の例で言えば,

九十人を収容できる議場はなく、コンサート会場などに使う市公会堂を本会議場に流用。客席の一列おきに取り外し可能な机とマイクを設置して議席とし、舞台を執行部に当たる理事者側の席、二、三階を傍聴席とした。

議会の初仕事は正副議長選び。旧六町には複数の派閥があり、それぞれに議長希望者がいたため、多数派工作が続き、市議らは投票直前まで会合を繰り返していた。

確かに自治体合併にはエネルギーが必要かもしれませんが,上記の例で言えば100人近い議員さんの間を取りまとめるというただそれだけのために莫大なエネルギーが費やされているようですな.
ばかばかしい限りでしょう.
というわけで僕はニセコの町長さんに一方的にケンカを売ってしまったようです.

北海道ニセコ町逢坂誠二氏のページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~niseko/index.htm

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