amazonマーケットプレイス

昨年の暮あたりからいらなくなった本をAmazonマーケットプレイスで売っているのだが割とよく売れるものだ.
本日も2点売れて1750円の売上.もっともAmazonの手数料や配送料の損(260円では足りない)や封筒代を差っぴくと利益は千円切るのだけど,それでもブックオフあたりに売るよりはマシだろう.実際ブックオフは最近はかなり悲惨な金額でしか買ってくれない.まあ,ブックオフはいつのまにか店内の本の過半数が100円で売られるようになってしまっていて,これでは買取が悲惨になるのもしょうががあるまい.もっともそれ以前に勤務地が変更になって以来,手軽に行ける所にブックオフがなくなってしまったのも大きいが.
とはいえ値段のつけ方にはいまだに不安を覚える.もう100円程度値上げしてもよいんじゃないかとは思うが,買う側が配送料も負担することを考えると今のラインがギリギリなのかもしれない.本を売って儲けるというよりは読まなくなった本の処分というほうが主眼なのだから今の値段で充分なのだろう.
この配送料の問題をちゃんと考えている出品者や購入者は実は少ないんじゃないかと思う.コミックスや文庫本なんかで半値で売っているのを見かけるけれど,配送料を加えると定価ギリギリか上回ってしまう事例も多いんだが,売る側も買う側もその辺がちゃんと分かっているんだろうか?手間のことも考えると,定価で1000円以下の本はマーケットプレイスで売るには不向きだろう.
さらに言えば,本は出品する商品としては向かない.むしろCDやDVDの方が商品としてはよい.単価が高いし,ほぼ即日,遅くても3日以内に売れる.本のように配送料で損をすることもない.僕はもっぱら分厚いハードカバーや技術書を売るのでAmazonからもらう配送料では足が出るのだ.
もっとも僕のこの商売もいつまで続くのかはわからない.売ってもいいような本,CD,DVDはほぼ売り尽くしてしまったし,技術書は状態が悪すぎて売るのに躊躇するようなものか,売ったら仕事に差支えが出るようなものしか残っていない.
これからは買った本やCD,DVDのリスクヘッジとして活用していくことになるのだろう.いらなくなったら半値で捌けるとわかっていれば買うときにも気軽になれるというものだ.Amazonマーケットプレイスを始めたのはそのあたりのことも計算に入れているのだろう.

[permalink][contents][page top]