「ゴジラ対ビオランテ」ってそんな凄い映画だったのか
宇宙家族カールビンソン (6) (講談社漫画文庫 (あ9-6))
- 作者: あさりよしとお
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/03
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
「ゴッドねえちゃんVSデストロイヤー」の回を読んで、ある映画が思いっきりDisられているのに気がついてしまった。昔読んだ時には、駄作映画一般に対する罵倒だと思ったのだが、今読んでみると罵倒の内容が具体的すぎるのだよなあ。
- 科学考証はひとつも正しくない
- 専門用語は全部意味が違う
- セリフに脈絡がない
- ストーリーに起伏がない
- 生物が原子力で動いてレーザー光線に燃料がいる世界
- 低温レーザーというたわけた設定
- マンハッタン計画以前の原子力の認識
- 素人の集団にしか見えない特殊部隊
- 脚本家の名前はカズちゃん
- 他の映画の名場面のパクリばかり
- やる気のないエキストラ
- 水と油の特撮と本編
- 科学常識をくつがえすバカ設定の数々
- そして意味もなく唐突なラストシーン
これらを総合すると、どうみても「デビルマン」です、ありがとうございました、ということになるのだけど、「低温レーザー」というキーワード、そして監督の名前に「樹」の文字が入るというヒントを手がかりに調べてみたところ、このお馬鹿映画の正体が判明してしまった。平成ゴジラシリーズの第1作、大森一樹が監督、脚本を担当した「ゴジラVSビオランテ」である。
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2002/05/21
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 59回
- この商品を含むブログ (38件) を見る
しかしこれ、そんな凄い映画なのかね?あたしゃ平成ゴジラシリーズは見てないんで何とも言えないんだけど。Amazonでの評価は賛否両論、やや賛が多い。ネット上での評価は確かに玄人筋の評価は最悪なのだが、その一方で「平成ゴジラシリーズでは最高傑作」という評価もあるようだ。