我が母校もスリザリンだったのか。orz

仙台市梅原克彦市長は17日の定例会見で、県教委が県立高の一律共学化推進を決めたことについて、「宮城県の教育史に残る汚点だ」と厳しく批判した。梅原市長は仙台一高出身で、昨夏の市長選で同級生らに擁立された。同校や仙台二高の同窓生の中には反対の声が依然として強く、梅原市長は「今後も議論は継続されるだろう」と、別学維持の必要性を改めて強調した。

仙台市長「県教育史の汚点」発言 市、HPに掲載せず
http://headlines.yhoo.co.jp/hl?a=20060119-00000005-khk-toh

背景を少し説明すると、宮城県にはWikipediaにすら載っている*1ナンバースクールと呼ばれる県立高校がある.仙台一高、二高、三高、宮城一女、二女、三女。三高を除けばみな明治創立の伝統校で、創立当時のままの男女別学の制度を今なお堅持している。また県内偏差値上位の進学校でもあり、それゆえ試験という怖い組み分け帽子のお眼鏡にかなわないと入れないところだ。
そんな仙台の県立高校にもようやくかなーり遅れて共学化の波が訪れたのだが、仙台一高出身の梅原克彦仙台市長の発言にあるようにナンバースクールOBの反対が根強い。梅原市長は同じ定例会見で「男子校こそ伝統だ。県教委は伝統的価値観がどれだけ重要かとの認識に欠けている」とも発言している
いやー、まるでスリザリンだわ、こりゃ。「マグルをスリザリンに入れるなどホグワーツの歴史の汚点だ」とか「純血こそ伝統だ。魔法省は伝統的価値観がどれだけ重要かとの認識に欠けている」とかルシウス・マルフォイなら言いそうなセリフだ。しかも我が母校仙台二高のOBまで同調しているのだから情けない。そんなにプライドだけ高くて狭量で頑固な連中*2に見られたいのかね。スリザリンの真似は茶畑*3の連中にまかせておけばよいのだ。
我が母校にはグリフィンドールの如く勇敢で、レイブンクローのように意欲的で、ハッフルパフに劣らず忍耐強くあってほしいとは思う。でもスリザリンは御免だ。狡猾な者が集う学舎であってほしくはない。

*1:Wikipedia:宮城県ナンバースクール

*2:実際ナンバースクール出身者は宮城県のマグル達からスリザリンの如く見られている

*3:仙台一高のこと。周囲には茶畑しかない。なお仙台一高、二高の間には年に一度、クィディッチ野球の定期戦が行われる