世界の半分から拒否される非常食

ハリケーンカトリーナ」の被災者への支援物資としてイギリスから送られた食料(33万食分)を、米政府が他国に提供することになった。英国産牛肉の輸入禁止を米政府が決定していたからだ。

英国から提供された携帯用調理済食料(MRE)には牛肉が入っていてBSEの恐れがあるからだそうで。
米国産牛肉を日本に輸出するのはいいのかというツッコミはともかく、どこに送られるんだろうかと思った。
今食料を必要としていそうな場所は、地震で四万人以上死者が出ていると言われるインド・パキスタン国境のカシミール地区だと思うが、あの辺、ヒンズー教徒は牛肉は食えないし、イスラム教徒もハラル、つまりイスラムの規定に則って屠殺された肉じゃないとだめだ。それ以前にMREなんてなにかの調味料に豚のラードとか入っていそうだな。
ちなみにMREはMeal Ready to Eatの頭文字をとったものだが、これはあまりにも不味いのでMeal Rejected by Ethiopian、エチオピア人も拒否する食料なんてひどいことを言われたりする。でも肉が入ったMREはエチオピアどころかアメリカを含めた世界の半分から拒否されるのだな

参考
http://ja.wikipedia.org/wiki/MRE