プロジェクトが失敗しない理由

プロジェクトマネジメントに失敗したことがないマネジャーの秘密とはいう話
優れたプロジェクトマネジャは全体を把握し物事を先読みする能力に長けているからだというあたりに記事の結論は落ち着いています。


プロジェクトを始める前,彼はひたすら考える。プロジェクトを進めていったときに,何が起きるかを想像する。「ここで顧客の経営者がこう言ったらどうなるか」「協力ソフト会社の1社が納期遅れをしたら」など,一つひとつ思い浮かべる。もちろん,その場でどのような手を打つか,その手を打ったことでプロジェクトはどう進展していくか,といったことまで,いちいち考えていく。

でもこんなプロマネでもこんな案件を押しつけられたらどうにもならないのでは?

10年ほど前のこと。顧客企業から「基幹系システムをメインフレームからオープン系システムに全面刷新する」という大規模プロジェクトを請け負った。そのプロジェクトのサブリーダーに任命された私は,顧客企業が要求する納期を聞いて腰を抜かした。要件定義からカットオーバーまでわずか半年だったのだ。

「絶対に無理!」と上司や営業担当者に訴えたところ,ある営業担当者は私にこう言った。「正直にお客さんに納期が1年半かかるといえば,それだけでこの案件はなくなるよ」。

プロジェクトに失敗しない秘訣は、そもそも絶対失敗するようなプロジェクトを受けないことではないかと思うのはやっぱりやっかみかな。