Web翻訳の恐るべき盲点、あるいはアクセスシビリティにはちゃんと配慮して記事を書きましょうね


ここの日記の2004年6月30日のエントリをwww.worldling.comを使って何回も翻訳していった外人さんがいるようだ。
いったい何に興味があったんだろうと思ったが、他のreferの記録を調べたところ、どうやらyahooのimage検索機能をつかってうちの日記にたどり着いたらしい。
そうなるとその外人さんが読みたかった記事はこれだ。[book].hack//ZERO Vol.2.
某書店に某ライトノベルの発売予定日を告知するビラが貼ってあったので、それをケータイで写真にとってネタとしたエントリである。なにせこのライトノベル、刊行が遅れているという点では昨日書いたレム・コレクションといい勝負なのだ。Vol.1が出たきりでVol.2は出る出るという噂が何回も流れたが、結局未だに出ていない。この時のビラもガセに終わった。
それはともかくこのエントリ、その発売予定日告知のビラをネタにしたエントリである。しかもこれは反省すべき点だと思うが、ビラの内容が読めないとなんのことだかわからないような不親切な書き方になっているのだ。
あのしつこく翻訳した外人さん。ビラの内容も翻訳して欲しかったのだろうな。でもさすがのwww.worldling.comといえどもJPEG画像の中の文字までは翻訳してくれないのだ。はっはっはっ。
いや、笑っている場合じゃない。こういうビラやポスターを題材としたエントリを書く場合は、本文中でもビラやポスターの内容に触れるべきなのだ。そうじゃないと今回の外人さんとか、あるいは視覚障害者の人が読む時に困るのだ。つーかW3Cのウェブ・アクセスシビリティについて定めた規格、Web Content Accessibility Guidelines 1.0にそういうことが書いてあるじゃないか!*1
そういうわけで全国のオタクのみなさん。どんな些末な記事でもちゃんとアクセスシビリティに配慮して記事を書きましょうね。