iPod nanoはPalm Vになるのか?

スポーツアパレルメーカーや一流ブランドがiPod対応製品を販売することは以前からあったが、今や主流の衣料品メーカーもこのトレンドに乗ろうとしている。

一方我が世の春を謳歌しているように見えるiPod陣営にはこんな話題も。
でも昔はPalmだってビトンやコーチがケースを出してた時代もあったのよ。

このほかアクセサリとしては、ケースやスタイラス・ペンなどが多く、首からぶら下げるための金具とか、自動車に固定するための台などもある。特にケースは、Louis VuittonやCoachなどのいわゆるブランドものもあり、従来に比べるとPDA自体が広く社会に認知されてきたことを伺わせる(ただし、ブランドものはやはり高価だ)。

でも、その社会的認知とやらは、すぐに吹き飛んでしまったわけで、なんとなくiPodも同じ道を歩んでいるんじゃないかと思う。
ちなみにPalmはどこで終わってしまったかというと、やはりPalm Vだろう。

Palm Vは、シルバーを基調とした新型筐体を採用。厚みはPalm III/IIIxの約半分の10mmとなった。リチウムイオンバッテリに対応し、本体をHotSyncクレードルに載せるだけで充電可能で、バッテリ駆動時間は最大1カ月としている。また、シリアルポートに接続可能な専用33.6kbpsモデム「Palm V Modem」(169ドル)が用意され、ダイアルアップ経由で、PCやサーバーのデータの同期がとれる。メモリは2MB搭載する。本体サイズは約79×10×114mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約113g。

従来のPalmに比べ、薄く軽くスタイリッシュなPalm V、このPalm V、より正確に言えば、メモリを8Mバイトに強化したPalm Vxnの登場でPalmは一つの完成型に至り、そこから先には結局どこにも行けなかった。この後カラー化されたりSonyの参戦があったりといろいろイベントはてんこ盛りだったのだが、振り返って見るにそれらの出来事は頂点から転がり落ちて行く過程の単なる惰性に過ぎなかったと思う。
このPalm Vに登場時に憶えたような感覚に似たものをiPod nanoには感じる。従来のiPodに比べ、薄く軽くスタイリッシュなiPod nano、このiPod nanoの8Gバイト版が出たところでiPodは一つの完成型に至るだろう。そしてその先のiPodの行き先はあの頃のPalmよりもずっと不透明だ。