ネイビーヤード

初めて作るプラモデルはお船なら戦艦大和、飛行機なら零戦、戦車なら九七式戦車……じゃなくてティーゲルかパンター*1と相場が決まっている。本日創刊された艦船模型専門誌「Navy Yard」の巻頭特集も当然大和である。

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http://www.kaiga.co.jp/emp-bin/pro1.cgi/kaiga/NN/f_tobira.htm

発行元は大日本絵画、Model GraphixやArmour ModellingやScale Aviationを出しているところだ。Model Graphixはワンフェスものからなにから扱う総合誌だが、Armour ModellingとScale Aviationはそれぞれ戦車模型、軍用機模型の専門誌だ。こう書くと少しは怨念が伝わってくるかもしれないが、艦船モデラーは長らく除け者にされていると悲哀を味わってきたのである。だがついに宿願が果たされる日が来たのだ。でも「Navy Yard」は「Armour Modelling」の別冊という扱いで、「Armour Modelling」は「Model Graphix」の別冊みたいなものであるから、まあいいや、愚痴は。
なお艦船模型とはいうものの、なぜか宇宙空母ギャラクティカ タイドライン・ブルーの原潜ユリシーズも出てくるあたりがいかにもModel Graphix系の雑誌である。その代わり戦列艦ビクトリー号とトラファルガー海戦の記事もあるなど過去への目配りも忘れてはいない。そのうち歴代エンタープライズ号の特集やネルソン提督の乗艦特集とかやってくれるにちがいない。
ちなみにこれまたModel Graphix系のお約束だが岡部いさく氏が蛇の目な艦船のコラムを寄稿している。ただインビンシビルなどというメジャーな船をネタにしているのは岡部氏らしからぬところである。やっぱモニター艦エレバスとか標的艦センチュリオンとかそういう蛇の目っぽいお船を扱ってくれないと駄目でしょ。

*1:僕はT34だった