あなたの命を守る大地震東京危険度マップ―東京23区+多摩地区
- 作者: 中林一樹
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2005/05
- メディア: 単行本
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書店で平積みで売られていた。出たのは5月だけど、土曜日の地震のせいでクローズアップされたのだろうか。
東京で直下型地震が起きた際に建物倒壊、火災などが起きると予想される地域、避難場所までの移動経路が危険な地域を色やパターンで表示している。また震災時の避難場所や避難経路も地図に書き込まれている。ただ元になったデータが2002年とやや古い。それに来月には昭文社から「震災時帰宅支援マップ 首都圏版」という決定版みたいな地図が出てしまう。とはいうものの都内在住者や都内勤務者にとっては一見の価値はある。
ざっと見てわかったこと
- 皇居の外堀と隅田川に囲まれた領域は概ね安全。そこから離れると離れた分だけ危険度が増す。
- 北区、台東区、墨田区、荒川区のあたりが超危険。ほとんど真っ赤か
- 西は豊島区、中野区が危険。新宿もわりと危険
- 世田谷、渋谷は安全、ただし笹塚、本町のあたりを除く
- 南も品川区が中延から大崎にかけて危険
こうしてみると危険地帯は墨田区のあたりから始まって品川に至る千代田区の周囲のドーナッツ状の領域に分布しているのがわかる。
偶然とは思えないから、何か歴史的な経緯でもあるのだろうか。