地下鉄のテロの思い出

ロンドン中心部の地下鉄やバスで起きた同時爆破テロは、世界的な金融街ティーにねらいを定めた極めて計画的な犯行との見方が英国内で強まっている。シティーに通じる地下鉄路線や主要駅を対象に、約1時間の間に集中的に爆発させており、大人数がかかわらなければ不可能な犯行だからだ。

地下鉄サリン事件の日のことを思い出した。
といっても大した思い出ではない。
あの日も都内に例によって半蔵門線で通っていた。表参道を通過したあたりで、アナウンスがあった。千代田線でトラブルがあって運転を見合わせているとのことだった。地下鉄でトラブルがあって電車が停まるというのは珍しいことではないから、特に気にはならなかった。永田町の駅を通過した時も何かがおかしいという兆候はなかった。サリン事件の惨劇が起きている場所からは地下鉄数駅分も離れていなかった筈なのだが。
僕が事件についてのあらましを知ったのは会社についてからである。ついて早々に実家から電話がかかってきた。
ちなみに1995年当時というと携帯の普及がようやく本格化したばかりである。当時人々は移動中に情報をやりとりする手段を持たなかった。だからあんなに静かだったのだろう。今あんなことが起きたら10分もたたずに首都圏全域がパニックに陥るに違いない。





追記

あの朝、地下鉄でサリンを写した
http://www.asahi-net.or.jp/~ye8n-nsmr/sarin