クールビズというか軽装というか

「夏はノーネクタイ、ノー上着で仕事を!」と政府が呼びかけている。地球温暖化防止のために職場の冷房温度を上げ、省エネにつなげてもらおうとの狙いだ。環境省は涼しくて見栄えも良く、ビジネスの現場でも通用する夏の軽装を「クールビズ」と命名、普及に乗り出した。この夏、新スタイルは定着するだろうか。

こういうのはオセロゲームに似ている。
オセロは白の石と黒の石があって、相手の石を自分の石ではさんでひっくり返すゲームだが、このゲームで重要なポジションは隅である。盤の中央の方でいくら優勢でも隅を取られたら厳しい。いずれは逆転される。*1
クールビズも同じで、いくら平社員などのその他大勢が清々しい白のようなクールビズに走ろうが、オセロの隅に相当するのポジションにいる人々が黒、スーツにネクタイ姿に拘るようだと結局はひっくり返されてしまうだろう。
ではどうやって隅の人達をひっくり返すかだが、これが簡単にひっくり返るようなら日本経済がどうのや構造改革がどうのは苦戦しないだろう。この人達は北風が吹くとスーツにしがみつく。かといって太陽が照らしつけてもやはりスーツにしがみつく。そういう人達である。
冷たかろうが暑かろうスーツ姿であることが大事なのである。
そういうわけで来年の今頃にはクールビズってなんだっけになっているのに一票入れておく。

*1:隅四つ取らせて勝った事はあるけどね