富士通社長「経営目標の達成は無理」--価格下落と不採算案件の対応急ぐ


不採算案件の多くは2001年から2003年に作業を開始している。黒川氏は「個人プレーによる営業が多く、案件の取り方(見積もり)が甘かった」と話す。案件を精査しないまま受注してしまい、しかも「営業やSEが『顧客との交渉によって収支を改善できる』と言ったために様子を見ていた」(黒川氏)ために、結果として傷を広げる形となった。2005年3月期は、同社のSEのうち、33%が不採算案件に携わっていたという。「優秀な社員ほど不採算案件に回す必要があり、新規案件に対して機会損失を招いていた」(黒川氏)

黒川氏とは富士通代表取締役社長の黒川博昭氏。
なんか銀行の不良債権に似ている。

  1. ノルマ主義による無理な貸し付け
  2. 債権の不良化を防ぐため追い貸し
  3. 結果として不良債権の額が増大