ジョイスの思い出

はじめてジョイスを読んだのは高校生のころで、読んだのはyomoyomoさんと同じ「ダブリン市民」だった。
しかもいきなり巻末の"The Dead"を読んでしまった。
なぜ"The Dead"かというと、何かの本に"The Dead"の最後のパラグラフが引用されていたのですね。「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ」ってやつです。ちょっと違うかもしれないけど。
まあとにかくその引用文を読んでえらい感動してしまったのですね。そこで本編をよもうと思ったわけです。
で、どうなったと、トラウマになりました(笑)。しばらくジョイスには近寄りませんでした。

はじめて読むのなら「母」がよいかと。ジョイスはコメディ作家だと誤解される可能性が大ですが。でも正しい理解かも知れない。