江戸の流刑
- 作者: 小石房子
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 新書
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今でこそ佐渡、大島、三宅島、新島といった島々は観光地として有名だが、江戸時代はみな流刑地だった。御白州で「遠島申しつける」と沙汰が下されると罪人はこれらの島々に流されたのである。
本書は流刑の歴史から始まり、罪状、島流し、島の生活、仕置きと島抜けと江戸時代における流刑の実情をほぼすべて網羅している。
面白い本だけど200ページ未満で756円は少し高いかという気がしないでもない。
追記
- 安易な移住続々、行き詰まり…人口急増の石垣島困惑
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050412-00000006-yom-soci
もちろん現代の石垣島は流刑地じゃないわけだが、食ならぬ職に乏しいところに外部から人が大勢やってくる問題とか、その一方で島民が移住者が身につけているスキルに期待するところなど、島における事情というのは江戸時代からあまり変わらないようだ。