江戸時代にもゴルゴ13がいた。

江戸時代初期における幕府、大名、家臣の間の権力関係の変遷について論じた本。主要な御家騒動を例にとり、大名と家臣の関係が下克上的な気風から「君、君たらずとも臣、臣たるべし」といった強固な主従関係へと変化していく過程を検証している。黒田、伊達、加賀の三大騒動を始め、「化け猫騒動」で有名な鍋島騒動など御家騒動の実例が豊富。中にはテレビの時代劇のエピソードとしか思えないものまである。宝暦九年(1759年)に起きた相良家で起きた当主、相良頼央の暗殺事件。

(相良)頼央の死因は茶屋で川向かいの竹藪から二つ玉(火縄筒に弾丸を二つ込めて撃つこと)にて撃ち殺されたものであり、鉄砲の音を聞いたと不審がる周囲に対して、家老らは鉄砲の音らしきものは竹藪で近隣の子供が竹鉄砲を鳴らしたものとし、暗殺ではないかとする噂を否定した。そのため、これは俗に竹鉄砲事件と呼ばれている。(『人吉市史』一)

御家騒動―大名家を揺るがした権力闘争 (中公新書) 89ページ

こういう事が「史実」として起きているのですね
どうみても「水戸黄門」や「必殺仕置人」や「暴れん坊将軍」や「大江戸捜査網」の中の出来事としか思えないなあ。
それともあの手のドラマも本当は歴史に忠実なドラマなんだろうか。きっとそうに違いない。