サプリメント系

間が悪い例。

健康食品などの有効成分を500ナノメートル以下のカプセルに包み込み、体内で効率的に吸収できる技術開発に、沖縄発酵化学(糸満市、山里秀夫社長)と産業技術総合研究所茨城県つくば市)が共同研究で成功した。ナノテクの活用で、有効成分の胃での分解を抑え、腸からの吸収率を向上させる。ウコンやアガリクス、モズク(フコイダン)の抽出エキスで3種類の高機能健康食品の開発を進める。

県健康食品産業協議会(山里秀夫会長、会員79社)は14日、ウコン分科会を開き、ウコン加工品の摂取上の注意をうながす表示についての指針案をまとめた。摂取上の注意で5項目を確認した。今後、食品表示を所管する県などに指針案を照会し、会員らに周知していく。摂取量については錠剤や粉末など形状が異なるうえ、科学的根拠が基準化されていないため、各社での個別の対応となった。

やはり怪しい例

カナダのマクマスター大学とハミルトン・ヘルス・サイエンス・コープ社は15日、ビタミンEのサプリメント(栄養補助食品)を毎日摂取しても、血管疾患や糖尿病の高齢者にはガンや脳卒中、心臓発作を防止する効果はなく、かえって心臓疾患発症のリスクが高まる可能性もあるとする研究結果を発表した。

ビタミンEは脂溶性のビタミンだが摂りすぎによる過剰症は見られないとされている。1922年アメリカのエヴァンス博士らによってネズミの不妊を防ぐ栄養素として発見された。しかし、その後の研究で様々な効果があるとわかり、特にその抗酸化作用から身体の酸化を防ぎ、老化を遅らせることから『若返りのビタミン』と呼ばれている。