二十世紀型日本社会主義の最良の形

新潟県の山奥の村、黒川村は米作以外には何の産業もなく、出稼ぎに頼る貧しい村だった。そこに襲いかかった二度の大水害。
しかし村人達は村長を中心として立ち上がり、復興への道を切り開いていく。そしていつしか村は豊かな自然を生かした立派な観光地へと成長しき、ついには年間数十万の観光客が訪れるようになった。
ProjectXな話が好きな方にはお勧め。
だが問題は黒川村の物語はもはやモデルにはならないということだ。黒川村の発展の原動力となった「地域が一丸となって豊かさへの夢を追い求める」という状況が二十一世紀の日本では成立しなくなっている。
何か別の道が必要である。