チェチェン独立派指導者、マスハドフ氏が死亡

インタファクス通信は8日、ロシア・北カフカス地方のチェチェン共和国の独立派指導者、マスハドフ司令官が、チェチェンでのロシア部隊との戦闘で死亡したと伝えた。

Russia’s FSB Chief Reports Maskhadov’s Death to Putin
http://www.mosnews.com/news/2005/03/08/patrushmask.shtml

死体の写真が載ってます。気の弱い人は見ない方がいいです。

アスランマスハドフ
http://chechennews.org/basic/biograph.htm#Maskhadov

これはチェチェンにおける穏健派の壊滅に等しい。

マスハドフ氏は今月五日、チェチェン独立派のインターネットサイト「カフカスセンター」のインタビューに登場。この中で「この戦争を終わらすために、そしてチェチェン人が何を望んでいるのかをロシア大統領に説明するためには、一対一で三十分間、真剣な協議を行えば十分だ」と、対話路線を拒み続けるプーチン政権に歩み寄りを促していた。

残る有力な指導者は強硬派のバサーエフだけだ。

シャミーリ・バサーエフバサエフ
http://chechennews.org/basic/biograph.htm#Basayev

以下チェチェンニュース(http://chechennews.org/)より。

プーチン大統領:「われわれは、ああいうゴロツキとは交渉などしない。子 ども殺しと交渉しろなどと言う資格は誰にもない。私たちの誰もが、ロシアの町ベスランで起こったことのために深く苦しみ、 悲しんでいるのだ。ベスランでは私たちは人殺しを相手にしなければならなか ったばかりか、無防備な子どもたちに対して武器を使った連中を相手にしなけ ればならなかったのだ。人殺しとも、子どもに武器を向ける奴らとも、交渉などはしない」

バサーエフ:「この先もベスラン型の作戦を私たちは計画している。それはそうせざるを得 ないからである。今日もチェチェンの市民は(誘拐され、)失踪している。少 女たちが跡形もなく姿を消している。彼らは誰であろうと連れてゆく。このカ オスを止めるために、私たちはあれと同じ方法を取るしかないのだ。 シニカルに見えるかもしれないが、世界に対して何度でもロシア国家の仮面 を剥ぎ取って示し、プーチンの悪魔の角の生えた素顔を示すためだけであるとしても ――そうすれば世界はプーチンの本当の顔を見る、私たちはこういった作戦を計画す る、そしてそれらの作戦を実行するだろう。ジェノサイドを終わらせるためには、 私たちは手段を選ばない」