奇跡を起こした村の話

奇跡を起こした村のはなし (ちくまプリマー新書)

奇跡を起こした村のはなし (ちくまプリマー新書)

これも読み始め。
けっこうとんでもない本。

役場のスピーカーから村長の声が聞こえてきた。だれかと電話で話している。相手の声も聞こえた。伊藤が「助けてくださいっ」と叫ぶようにしゃべっていた。
「哀れっていうんじゃないんだ。絶対に引かない、と必死というか、強引な調子ですよ。相手は農林大臣だった。村長室から大臣に直接電話をかけて、談判しているんだ。それをスピーカーで流して、職員に聞かせている。その勢いが並じゃなかった」

奇跡を起こした村のはなし (ちくまプリマー新書)」46ページ