盆栽名人の手のひら盆栽入門


凡宰伝 (文春文庫)

凡宰伝 (文春文庫)


いや、間違い。こっちです。

盆栽名人の手のひら盆栽入門 (講談社プラスアルファ新書)

盆栽名人の手のひら盆栽入門 (講談社プラスアルファ新書)

表紙の写真でわかるように手のひらサイズの盆栽を扱った本。
ちょっとエアプランツとかその辺を買ってみようかと思っていたところに書店で目にとまったので購入。
でも手のひらサイズとはいえ盆栽は甘くはないのだ。

  1. 朝の水やり
  2. 一日数時間の日光浴
  3. 月に一度は薬剤散布
  4. 目摘み、剪定、針金かけなどの四季の管理
  5. 二年に一度の植え替え

特に最後の二年の一度の植え替えなんてのは軽いショックを受けた。いやそれどころか盆栽は種や挿し木で育て始めると生育段階だけで四、五年かかるのだ。ITなんて仕事、いやITにかぎらず最近の仕事人生では、二年なんて月日は気の遠くなるほど悠久で、そのくせあっという間に過ぎ去る年月である。著者は最近の盆栽ブームの背景には、人々が「癒し」を求めているからだと書いているが、それだけではないと思う。
手を出すのには根性が入りそうな趣味だが、カラーページのウメ、ザクロ、ヒメリンゴサルスベリなんかを見ているとやってみたくもなる。もう少し調べてみよう。
ところで、盆栽にはなんてのもあるのだが、こんなのはやっぱ近所迷惑なのかな。