朝練の禁止と内田(先生はえらい)先生

県教委は、校内に部活動担当以外の教職員がいない早朝と日没後の活動は危険として、全面禁止を要請。出席者からは「生徒が一生懸命取り組んでいる練習を禁止するのは疑問」などの反対意見もあったが、県教委は「教育的配慮と安全対策のバランスは難しいが、安全確保に効果がありそうなことはやらなくてはならない」と理解を求め、了承を得た。

「学校」の活動を限定し、空間を封鎖し、子どもたちがそこに滞在する時間を減らせば、間違いなく学校におけるトラブルはそれだけ減少する。
「学校は安全」になるかもしれない。
しかし、それはただ危険なファクターを「学校外」に押し出すだけのことであって、危険なファクターそのものは手つかずのまま残される。
たしかに学校に恨みを抱いた少年が教師を「職員室で刺殺する」可能性は減じるだろう。けれども、それは代わりに「校門を出たところで刺殺する」可能性を高めるだけのことのように私には思われるのである。

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