横浜市青葉区の地名の理由

昨日の青葉区ネタにid:jk32さんからご意見をいただいた。
返事はコメント欄に書こうかと思ったけど記事として簡単にまとめてみる。
結論から言えば、あの辺の土地は「商品」だからああいう地名が付いているのである。
青葉区は東急の田園都市線の沿線開発によって作られたところであり、よってあの辺の土地は基本的に「売り物」だったのである。
ところが伝統的地名は「荏田町」、「黒須田」、「鴨志田町」、「鉄町」といった該当地域にお住まいの皆様には気を悪くされるかもしれないが、「商品」につける名前としてはどうかと思われるものが多い。商品として通用しそうなのは「市が尾」と「田奈」くらいだろうか。「鉄町」なんかはカコイイとは思うがなんか違う。
そこで「売り物」としてフレッシュな名前が必要で、しかも統一的な基準が必要だということで植物の名前を採用する事になったらしい。榎が丘、柿の木台、 もみの木台などなど。
しかしこの地名の付け方は幼稚というよりは遊戯的な名前の付け方だと思う。女の子がクマさんのぬいぐるみに名前を付けるのと大差ない。Sleepy、Bashful、Sneezy、DopeyそしてAugustus*1
女の子じゃなくてもコンピュータに趣味の名前をつけるネタは以前書いたな。まあ個人が個人の所有物にどんな名前をつけようが本人の勝手と言いたいが、やはり土地や物件は個人の所有物であると同時に公共的な存在でもあるので、名前付けには一定のルールがあってもいいんじゃないかと思う。歴史や伝統がある地域に横文字の妙な建物があるのはやっぱり変だろう。COREDO日本橋 とか。

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音感保護というか広義の景観保護として必要だと思うが、あらゆる意味でもはや手遅れだろうな。

*1:参考資料 ISBN:4840222371