メールと手紙の違い

PC内のファイルをサルベージしていて見付けたもの。

メールは現代版の手紙であるが,手紙と決定的に違う点がいくつもある.そのうちひとつはあまり言及されるとが少ないのだが数が膨大に多いことだ.過去の著名な文学者ではヘルマン・ヘッセは生涯に3万5000通の手紙を書いた言われる.また文豪ゲーテと賢夫人シャルロッテとの間に交わされた手紙の数は1700通を超えるらしい.どちらも凡人をたじろがせるには十分すぎる数字だが,事をメールに転じてみると,現代人には一生どころか1年に35000通のメールを書く猛者はそう珍しくはないだろう.1日あたり100通で足りる数である.このエントリを読んでいる読者の中にも友人,知人,彼女,奥さん,あるいは論敵との間でやりとりしたメールの数が1000通を超えてしまったという方もいるのではありませんか?