ウクライナと東チモール

キエフ25日共同】ウクライナ中央選挙管理委員会は24日、大統領選決選投票で与党のヤヌコビッチ首相が当選したとの最終結果を発表、これを受け、首相が勝利宣言した。ユシチェンコ元首相ら野党側は強く反発し、全土でのゼネストを国民に呼び掛け、与野党の対立が一層深まった。

結局ル・モンド・ディプロマティークで懸念された通りになってしまった。

だが政府も、何の議論もないまま、その意向を全面的に押しつけることはできない。ムカチェヴォの新市長は、不正選挙の1カ月後に、辞任せざるを得なかった。「(当局が)選挙結果をごまかすなら、大規模な抗議運動を覚悟しなければならない」と、ユシチェンコ選対のグリツェンコ副本部長は語る。「欧米のパートナー諸国は、自由選挙の重要性をいつも強調してきた。クチマとヤヌコヴィッチの政府は、ウクライナNATOやEUへの加盟が遅れることになってもかまわないのだ。しかし、ああいう連中が、自分の財産や欧米の銀行に作った口座のことを気にかけているのは確かだ」。それで、彼らも少しは自重するにちがいない。

一方ル・モンド・ディプロマティークの最新号では「オーストラリアに横取りされる東ティモールの石油資源」という記事が載っているが、こっちは着目したのはあたしの方が早い。といってもTIMEの記事を引用しただけだが。

他国領土への先制攻撃も辞さず 対テロ戦で豪首相
http://d.hatena.ne.jp/moleskin/20040921#p7