新潟地震その2

新潟中越地震関西テレビ 一時帰宅ボランティア装い同行
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041111-00000174-mai-soci

新潟県中越地震で住民が避難している小千谷市塩谷地区の住民が11日に一時帰宅した際、「関西テレビ」(本社・大阪市)のカメラマンらがボランティアを装って同行していた。小千谷市災害対策本部は事前に取材自粛を申し入れていた。市の抗議を受けた同社は同日夕、謝罪し、撮影したテープを放送しないと約束した。

こんなの論外なのだが、これがBloggerだったらどうなるだろうかなんて考えなくもない。
みんな許しちゃうんだろうか。

継続的にボランティアをしていてそのことをBlogにも書いている人の場合

この場合はあまり問題にはなりそうもないと思う。もちろんこれはBlog界だけの話でマスコミ方面から「なんで俺たちは取材出来ないのにあいつらはネットで記事書けるんだ」という反発が出るのは必至だろう。

ボランティアなんぞ縁のないやつがある日突然「目覚めて」押しかける

アクセス数稼ぎのためにBloggerがボランティア、それも目立つところに行ってボランティアをして記事を書くのは許されるのだろうか?もちろん赤の他人の行動に許す許さないもないのだけど。でもこういう奴に何も考えずに無邪気に声援のコメントを送ったり連帯のバナーを張ったりするのはまずい。一番まずいのは似非ボランティア当人よりこういう周りの連中かもしれない。何もしていない、あるいは大したことを何もしていないのになんかみんなと連帯してすごいことをやっちゃた気分になるからだ。ネットはそういう実のない連帯感、達成感を生みやすい土壌がある。
募金についても同じ事がいえるんじゃないだろうか。ワンクリック1円なんてリンクを1000回押すより、ポケットから1000円札取り出して日赤に寄付した方がずっと早い。Blog的には某所に1円寄付しましたと書くんじゃなくて某所で1回クリックしましたと書くことになるんで、たぶんその辺にマジックがあるんだろう。
ついでにいえば募金が必要なのは新潟だけじゃないぞ。台風のことはみんな忘れている。