歴史群像とチェチェン

学研から出ている戦略・戦術・戦史 Magazine、「歴史群像」の最新号の巻末特集は奇しくも「チェチェン紛争」です。12ページほどの内容。
興味がある人は今すぐ本屋に走れ!
表紙には書いてないので目次で内容を確認してね。
#これが売り切れないようだったらこの国の民度は低いと断言してやるわ。

追記

こういうのを読むと分かる人には分かっていたんだなあといつも思う。というかプーチン政権は日本の歴史オタク雑誌編集部にも劣るのか。


そして、侵略者からの主権回復を目指していたはずの武力闘争が、いつしか「聖戦」を叫ぶイスラム過激派に乗っ取られて、本来の目標から逸脱した無差別テロへと変質してしまう過程も、イラクにおける反米勢力の状況とまったく同じである。
「大いなる受難」としか評しようのないチェチェン人の戦いは、いつになれば終わるのか。テロで爆死したカドィロフの後継者を選ぶ新たな大統領選挙の実施が二〇〇四年八月二十九日に予定されているが、たとえ誰が新大統領に選出されたとしても、チェチェンという国家の将来には、まだまだ茨の道が続いていくことだろう。

山崎雅弘 「チェチェン紛争歴史群像10月号 190ページ

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