Decrio

紙とPDAがらみで見付けたネタ

ensis: Decrioアゲイン!(紙とPDA)

何もかも懐かしい.(涙)
Decrioというのは先様のBlogにも書いてあるように,メモ用紙に手書きした文字をWorkpadに転送するツールなのですよ.
当時としては画期的だったよな.
でも今こういうやり方を踏襲するとなると,メモ用紙の内容を特定デバイスに転送するのではなくて,ネット上に転送する方がよいのではないかな.

例えば今年の未踏シンポジウム(http://mitou.mysite.ddo.jp/modules/sections/index.php?op=rawarticle&artid=3)で見た奴なのだが.

吸い取りインタフェースを有す電子掲示板システム
http://www.ipa.go.jp/SPC/report/03fy-pro/mito/15-846d.pdf

そこで,本プロジェクトでは,この点を解決するユーザインタフェース
として,目の前にある掲示物にPDAなどの携帯機器を近付けるだけで,そ
掲示物の内容が取り込める吸い取りインタフェースを提案する(図1).
このインタフェースでは,取得したい掲示物に携帯機器をかざすだけでよ
く,掲示されている文書の見出しリストなどから選択するといった従来の
インタフェースに比べて操作の負担を軽くできる.

なんでこんな事ができるのかというと,実はあらかじめ紙などの掲示物の内容がOCRなどでネット上に登録されているのですね.で紙の掲示物の場合は実は紙を掲示板に止めてあるピンにRFIDがつけてあって,PDAの方はRFIDリーダでそれを読み込んで,無線LAN(BuleToothだったかも)を使ってサーバーに問い合わせて紙の内容を取得するのですな.
ちなみに当初はピンでなく紙の方にRFIDをつける予定だったのが,紙の場合数万ロットくらいの注文じゃないと受け付けられないとの事でピンにつけることにしたとか.
今年の未踏シンポジウムで一番おもしろいネタでした.


[permalink][contents][page top]