ツバメノート VS Moleskine volant collection

趣味の文具箱 1 (エイムック911)
デザインステーショナリー―やっぱり文具が好き! (エイムック (916))

信頼文具舗のreferに惹かれてw/, w/oの8/18の記述を読むとPalm界では神..じゃなくて紙に帰依する人々が増えているようだ.(掌極道日記の8/19以降,たきのVisorClie日記の7/30,vega21.comの8/21など.)
US Robotic印のPalm Pilotから始めて,Clieに至り,結局は紙に回帰した人間としては大変心強い.
やはり僕は時代の10歩先くらいを歩んでいるらしい.
ちなみにPDA界ではRhodia,次いでMoleskineいまごろ流行のようである.一応先達としてアドバイスをしておくと,Moleskineについては以前にも書いたがエイ出版の趣味の文具箱 (Vol.1), Rhodiaについても同じくエイ出版のデザインステーショナリーで特集が組まれているので参考にされたい.
なお趣味の文具箱 (Vol.1)のメインの特集は「万年筆という快楽」である.紙の次にこだわるのは筆記具ですよと悪魔の囁きをしておこう.

と,今日も僕の偉大さを再確認したところで本題.
最近ちょっと小型で薄手のノートが欲しくなった.僕は適当に思いついたことを書くためにMoleskineのラージサイズのノートを持ち歩いているのだが,そこからスピンアウトしたネタを1冊のノートにまとめてみたいなと思うようになった.
かといってなんか妙なことを思いつくたびにMoleskineのラージノートを新しく買うわけにもいかない.ありゃ1冊2400円もするのだ.僕の性格からいってスピンアウトしたネタの99%は飽きて死滅するのは目に見えているから尚のことである.また持っている人はわかると思うがMoleskineのラージノートは結構ボリュームがある.2冊も3冊も持って歩きたくない代物である.
そういうわけで薄手の1,2冊持ち歩いても負担にならないようなノートが必要になったのである.

で候補に挙がったの以下の2種類

である.

ツバメノートはあの高級紙,フールスカップのノートである.光に透かすとフールスマークの透かしが見えるというくらいのこだわりのノートである.
Moleskine volant collectionはMoleskineの薄手版のノートである.紙はラージノートのMoleskineと同じものを使っており(でも微妙に違うような気もするんだよね),ただカバーがソフトカバーで,普通のハードカバーのノートが240ページあるのに対し80ページと薄い.そのためVolant collectionのノートは普通のMoleskineノートに比べて1/4以下の薄さになっている.
どっちがいいかというと一般的には甲乙つけがたいだろう.紙質ではツバメノートの方が有利か?
で実際に両方を買って書き比べてみたのだが....結果はMoleskineの方に軍配があがった.
これはあくまで僕の感覚であると断っておくが,ツバメノートは万年筆で書くと妙にペン先が重くて何か引っかかりを感じる.この引っかかりはモンブランで書いた時に特に顕著になりペン先がざらつくのである.僕はこの手のざらつきにちょっと敏感すぎるというのもあるんだろうけど.万年筆だけならまだしも,ファイバーチップペンで書いた時にもちょっと許容できないざらつきやひっかかりを感じるので,残念ながらツバメノートは僕が常用するノートに成り得なかった.
この結果はなんとなく予想していた.僕は日本製のノートとはいつも相性が悪い.勝手な推測だが日本製のノートはたぶん鉛筆やボールペンで書くように最適化されているんじゃないかと思う.どちらも僕が苦手な筆記具である.万年筆や水性ペンの愛用者は製品のターゲットから外れているんじゃないだろうか?
もう一方のMoleskine volant collectionはさすがにMoleskineと同じ紙を使っているという事でテストをパスした.ちょっと紙が薄いのが気にはなるが.
というわけで,めでたしめでたし.....といかないのが世の常である.Moleskine volant collectionであるが3冊組で1800円である.1冊2400円に比べればはるかに安いが,飽きたり行き詰まったりしたらサヨウナラをするには高すぎる.
うーむ困ったものだ.外国製の薄手の安いノートというと何があるのだろう?ELCO スクールノートって,これも1冊315円か.ツバメノートなら1冊126円で済むのだが.
もう少しいろいろ捜してみよう.

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