言語センス

「自燃型」というとすぐにはピンとこないかもしれないが,“自ら燃え出す”という意味の造語である。新サービスの使い方を自分でどんどん編み出して,自社に合った形で積極的に活用する企業を指す。そうした企業は,やはり活気があるし業績向上にもつながっているという。

自燃型の次に新サービスを導入し始めるのが「可燃型」の企業だ。通信事業者やシステム・インテグレータの提案を受けながら,徐々に新サービスを取り入れる。

 最後に,新サービスの導入には保守的な「難燃型」の企業もいる。前述のNTTドコモ元幹部によれば,現在携帯電話の法人市場は自燃型企業は一握りだけ。可燃型が2番目で難燃型が最も多い。つまり,かなり末広がりのピラミッド構造になっているわけだ。

いつも思うのだが,なんで日経の記者はこういうステレオタイプなものの見方を正当化するような語感の悪い言葉を面白いと思ってしまうのだろう.当人達はユニークと思っているのかもしれないが,よくある3階層ピラミッド構造だろう.妙な言葉を造語する必要があるとは思えん.
そのうちひまがあれば日経が作った死語の世界とかいうネタをやってみようか.

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