【Linuxウォッチ】オープンソースの悲劇を回避せよ――「変われない技術者」が足かせに

ITProの記事.執筆者はあの宮原 徹さん.大昔サインもらった事があるというのはさておき,一昔前ならともかく,今の僕には違和感がある.なんか感覚が古いというか,「変われない技術者」とやらにかなりステレオタイプが入っている感じ.

特に気になったのがここ

オープンソースソフトウエアはその普及の経緯から,職人的なシステム技術者が自分たちの「道具」として使ってきた。だからノウハウは「会社」という組織ではなく,それらの「個人」に蓄積されているといえる。これらは隠れていてなかなか見えないが,例えばメーリングリストで問題を解決するために披露されたり,ユーザー会などの集まり(ほとんどの場合は単なる飲み会だったりする)で酒の肴になったりする。そのような「活きた情報」があるのだから,積極的にそのような「場」に出てくることをおすすめしたい。

今求められているのは,そういう個人に蓄積された暗黙知みたいなものをどうやって表にはき出すかということだろう.オープンソースはソースがオープンだがノウハウは隠れていてなかなか見えないではどの辺がオープンなのさ?ソースはクローズドだがドキュメントの類がきっちりそろっているソフトの方がずっとまともだ.
こんな状態をあたりまえのように思っているとそのうちGoodbye, LinuxならぬGoodbye OpenSourceとか言われるぞ.
変われないのは実はオープンソース関係者の意識の方じゃないだろうかね?


[permalink][contents][page top]