KGB“復活”、新組織をプーチン大統領が承認

14日付露有力紙「ガゼータ」は、プーチン大統領旧ソ連の巨大秘密警察機構、国家保安委員会(KGB)を事実上再生する大統領令に署名した、と報じた。

ちなみに「大統領令は今月9日に署名されたが、国家秘密を含んでいるため、公表されない」そうです.

追記

気になる記事をいくつか

ロシアのプーチン大統領は十二日、同国の在外大使を前に対外政策の重点などについて演説し、旧ソ連圏のほか、米国や中国、インドを最優先諸国に挙げた。大統領はまた、人員削減を含む外務省改革の中身にも言及し、悪い対外イメージを好転させる努力をするようはっぱをかけた。

(中略)

大統領はまず、外交の最優先課題として旧ソ連圏に言及し、「われわれ以外の誰もこれらの国々への主導権を握ることは許されない」と強い調子で述べ、ソ連崩壊以来進展する欧米や中国など諸外国の浸透に強い警戒感を示した。

その旧ソ連圏の話題

タス通信によると、ロシア南部のチェチェン共和国で12日夜から13日にかけて、親ロシア派の共和国治安部隊が独立派武装勢力と交戦し、武装勢力の24人を殺害した。治安部隊にも18人の死者が出たという。

あまり知られていないが今のチェチェンの状況はイラクに近いものがある.

ソ連崩壊以降、1991年に当時のドゥダエフ共和国大統領が独立宣言をした。 しかし、ロシア連邦大統領エリツィンは許さず、1994年には大規模なロシア軍侵攻作戦を行い、10万人の死者をだした第一次チェチェン紛争を起こした。

以降も、独立運動は続き、ロシア軍との内戦状態が続いている。(第二次チェチェン紛争

また、独立派は、イスラム原理主義勢力と結びついて過激化し、モスクワ等でテロを頻発に起こすようになった。

(中略)

2003年10月の親露派による大統領選挙で、チェチェン人で親露派のアフマドカディロフが初当選した。カディロフは、独立派を「テロ集団」とする連邦政府の方針を支持していたが、2004年5月9日に爆殺された。

ロシアも小型核開発重視 訪英のイワノフ国防相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040714-00000029-kyodo-int

考えたくないことだが,ロシアで911クラスのテロが起きた場合,報復としてチェチェン核兵器が使用される可能性は無視できない.

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