The S.O.U.P.

The S.O.U.P. (角川文庫)

あー,思い出した.
死人が出るような状況に積極的,あるいは消極的に関わって,なんで誰一人としてシリアスに傷つかないんだ?
地の文で「何人」と死ぬ分にはどうでもいいのか?
ゲド戦記の意味を考えろ」だっけ?別のセリフがあるべきではないのか,とマジで思ったぞ.登場人物全員,合羽橋認定してやる.
川端裕人の登場人物って傷つかないんだろうな.なんかテフロン加工されている気がする.傷つくにしてもかっこよく傷つくんだろうな.血反吐吐いて,泥まみれになって,地ベタ這いずり回ったりしないんだろうな.

後,後書きがちょっと不愉快っていうか,卑下しすぎだと思った.
同世代の作家の人が書いてて,同じAIを出すにしても,川端裕人は大統領の相手させて,僕は秋葉でオタクの相手させてレベル低ーみたいなこと書いているんだけど,そりゃ絶対違う.
紙の上で出すんだもん.ホワイトハウスだろうが秋葉だろうが,大統領だろうがオタクだろうが,基本的には原価0で出せるだろう.同じやん.


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