Blog]MT3.0ライセンス問題
今日はXSLTの件1本にしようかと思ったが,MT3.0のライセンスについて興味深い展開があったのでとりあげる.
米国ではMovable Type 3.0 Developer Editionのリリース後、特に価格やライセンス体系について、かなり激しい議論が巻き起こりましたその後、ユーザーの方から寄せられたフィードバックを基に、紛らわしい点や誤解を生んだ点のご説明、ならびに現状に照らし合わせたライセンス上の変更点などを、米シックス・アパートのCEO、ミナ・トロットが、ウェブサイト上でご説明させていただきました。
変更点としては
- 個人ライセンスのユーザー数を3から5に変更
- 個人ライセンス アドオン・パック(10$)の追加
- ライセンスにからむ問題として「ウェブログ」の定義の明確化
など
ちなみに「ウェブログ」の定義の明確化したけど,かえってわけわかになっているような.
ところで
最も的を射たコメントの一つが、個人ライセンスは現在Movable Typeを使っているユーザーの多くに当てはまらないというものです。これは私たちにとっても驚きでした。なぜなら、2500人に対して実施した事前調査では、実に85%もの方が「ユーザー数かウェブログ数は5以下である」とご回答されたからです。この調査結果が、ウェブログ数とユーザー数の制限の最終決定に大きく影響しました。
って,ネット上でありがちな問題.
確かに85%はウェブログ数は5以下かもしれないが,残りの15%の方が声がでかいのだよ.
この辺を見誤ったか.
でかい人の例
- MT 3.0 RIP?
- http://blog.bulknews.net/mt/archives/000987.html
僕はライセンス数の問題より,この見誤ったというほうが問題だと思う.
タイムリーなことにCNETにこんなのが出ている.
日本でのビジネスも順調に成長しており順風満帆かと思えるSixApartだが、社内にconflictを抱えているのでは?という指摘が出ている。今回のライセンスの件はまさにこのconflictの産物であろう.矛盾を起こしているのはライセンス体系。ソフトウェアであるMovable TypeとホスティングサービスであるTypePadの二つが有償で提供されていることになるが、TypePadを気にするとMovable Typeの可能性を削いでしまうことになり、Movable Typeの可能性を追求すると、TypePadとの矛盾を引き起こしてしまう。
それにしてもBloggerの声を見誤るということはSixApartもあっち側の会社になってしまったのかね.まずいんじゃない?
僕はJoiが好きじゃないので,「Joiが歩いた後にはペンペン草も生えない」などといってたりするのだが,SixApartもこの法則から逃れられないのか?