国立博物館「空海と高野山」展

空海である．
高野山である．
孔雀王の世界だ(笑)
冗談じゃなくてマジであの辺の伝奇物の世界に出てくるアイテムが勢ぞろいしていた．こういう罰当たりな物の見方をするのは僕くらいだとは思うが，ほんとワクワクしました．
独鈷杵，三鈷杵，宝冠，不動明王，毘沙門天，大日如来，そして曼荼羅の数々．
僕はあの手のジャンルにはそれほど詳しくないのだが，マニアな人なら，どのアイテムがどの作品のどの場面に出てきたのか一覧表が作れるんじゃないだろうか．例えば大日如来像のでかい奴だが，「孔雀王」ではあれは偽物でゲゲボな化け物に変化して襲い掛かって来たんじゃなかったっけ？闇の大日如来云々のあたりの話だがもう完全に忘れてるなあ．
まあそういう見方をしたので展示会のクライマックスは荘厳なる孔雀明王像様でございました．ほんと堪能しました．